「HERO」や「龍馬伝」「海猿シリーズ」、現在は朝ドラ「まんぷく」などを手掛けてきた名脚本家の福田靖さん
そんな素晴らしい業績を残してきた福田靖さんですが、パクリ疑惑が出ています。
福田靖さんはどの作品でパクリを行ったのでしょうか?
パクリ疑惑の出ている福田靖さんの作品の情報や、元となった作品について書いていきます。
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もくじ
福田靖がパクリ?どの作品がパクリだといわれてるの?元ネタは?
福田靖さんがパクリ作品を作ったとして、世間では話題となり、さまざまな批判のコメントがありました。
福田靖さんのどの作品がパクリだといわれているのでしょうか?
それは、アマゾンプライムで今現在でも配信されている作品である「チェイス」という本田翼さん主演のアマゾンプライム独占配信のドラマです。
2017年の12月に配信開始されましたが、配信されてすぐにあるノンフィクション作品のパクリじゃないか?といわれだしたのです。
福田靖のパクリの元ネタは?
殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 (新潮文庫) [ 清水潔 ]
福田靖さんが脚本を手掛けたパクリ元の作品は「殺人犯はそこにいる」という、元日本テレビの社員であり、フリージャーナリストとして活躍した清水潔さんのノンフィクション作品です。
この作品は、5人の女児が何者かに誘拐され殺害された残忍な事件の犯人を解明するべく、一人のジャーナリストが奮闘し、成果をあげた過程を記したものです。
この事件では、幼稚園のバス運転手だった菅家利和さんが容疑者として逮捕され、起訴されました。
ですが、清水潔さんの長年の独自調査によって、菅家利和さんの自供の矛盾や、女児の衣服に付着した体液のDNAが菅家さんのものと一致しないことから、無罪が認められました。
それは逮捕から17年も経過したあとのことでした。
そして、清水潔さんのさらに長い調査により、真犯人の人物像が浮かび上がってきて、「文藝春秋」の連載で発表し、それを突き止めるまでの一連の経緯を文庫化したものが「殺人犯はそこにいる」です。
そして、その作品のパクリだとされるのがアマゾンプライムで配信されている「チェイス」という作品なのです。
それでは、チェイスと殺人犯はそこにいるのパクリとされた類似点を見ていきましょう。
福田靖のパクリ疑惑の作品のパクリの元ネタの類似点とは
それでは、原作の「殺人犯はそこにいる」と福田靖さん脚本のドラマ「チェイス」のストーリにどれくらいの類似点が見られるのかを見ていきましょう。
まず一つ目の類似点が、幼女連続誘拐殺人事件を題材としていることです。
パクリの類似点その1:幼女連続殺人事件を題材にしている
殺人犯はそこにいるでは、幼女5人が誘拐され殺害された足利事件を題材にしたノンフィクション作品であり、同じく「チェイス」でも5人の幼女が誘拐され殺害される事件を扱っているという点です。
いや、あかんやろ(笑)
まず題材にする事件が足利事件そのものというのがそもそもまずい。
まだ犯人が捕まっていない事件であり、今後どのように進んでいくかわからない未解決事件なだけに、遺族への配慮などの観点から題材として取り上げるには細心の注意を払わなくてはいけません。
そのことを理解している清水潔さんは、これまでに何度も殺人犯はそこにいるの映像化の提案を受けたそうですが、すべて断ってきたそうです。
そのこともあり、ドラマ「チェイス」はめちゃくちゃバッシングを受ける形となりました。
さらに、類似点はこれだけではありません。
これだけならパクリとは言われることはありませんが、まだまだパクリだといわれる類似点があります。
無罪の罪で捕まった人を助けるために取材をしていくという物語の類似
清水潔さんの作品「殺人犯はそこにいる」では、幼女連続誘拐殺人事件の犯人として無罪の罪で逮捕された菅家さんの冤罪を証明するために、清水潔さんが長年の取材を重ねて、なんとか菅家さんの無罪を証明するというお話です。
そしてドラマ「チェイス」でも、同じように幼女誘拐事件で逮捕された山崎という男の冤罪を証明するために主人公が取材をしていくというストーリーなのです。
物語の題材だけでなく、ストーリーの道筋まで同じなのですから「チェイス」が「殺人犯はそこにいる」のパクリだといわれることはしかたありませんよね。
さらに、チェイスでは山崎の無罪を証明するための証拠が、DNAの不一致によるものだということです。
こちらも、殺人犯はそこにいるで描かれている、清水潔さんの実話なのです。
それだけではありません。
チェイスで山崎が犯人だと疑われた経緯まで同じだったのです。
実際の足利事件の概要をご存知の方はすぐにわかるが、幼稚園バスの運転手は完全に菅家さんだ。ロリコンビデオを収集していると警察に言われて、実際に清水記者が調べにいったところ、いわゆる巨乳ビデオとかばかりでどこにもロリコンビデオなど無かったというエピソードが『殺人犯はそこにいる』の中であったが、ドラマでも全く同じくだりがある。大谷亮平が演じているフリージャーナリストは清水記者がモデルになっている。設定とか風貌はまったく似てないがポジションとしては完全に同じである。
ここまで来たらもうパクリじゃないなんて言い逃れすることはできませんよね・・・
清水潔さんが遺族への配慮や、真犯人をむやみに刺激しないためとして、「殺人犯はそこにいる」の映像化はすべて断ってきたというのに、ドラマ「チェイス」は無断でドラマ化してしまいました。
さらにさらに、主人公を務める本田翼さんの仲間には、清水潔さんと特徴がほぼ一致する人物が登場し、これはなにかしらの法律に引っかかっているのでは?といわれています。
さすがにひどいですね。
ただ、さんざん福田靖さんがパクリ作品を書いたといってきましたが、企画したのは別の人です。
なので福田靖さんが悪いのではなく、企画したプロデューサーである四宮隆史さんの責任ではないかと思います。
そして、四宮隆史さんは清水潔さんに謝罪をしていました。
こちらのサイトに、四宮隆史さんの清水潔さんに対する謝罪のツイートをまとめてくれていますので、気になる方は読んでみてもいいかもしれません。
どれだけ読んでも、どのように解釈しても、ツイッターでこのような謝罪をするとこを見ていると、何としても訴訟を起こされないように言い訳して逃げているだけに見えますね。
真意はわかりませんが、二人の間で話は解決したのでしょうか?
このパクリ事件によって、原作者である清水潔さんは自身のツイッターで激怒していました。
福田靖のパクリによって原作者は激怒!これはあかん
「殺人犯はそこにいる」には、さらっと書いておいたのだが、時が経ってからこの事件を報じるため、私は五遺族からの承諾を頂いた。この数行の裏に、いったいどれだけの時間がかかっているのか想像できないのだろうか?そしてこの未解決事件は素人さんが手を出せるような簡単なシロモノではない。 pic.twitter.com/FnrPd8HuFH
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) December 30, 2017
本当に、作品を手掛けるということにどれほどの手間がかかっているのか?
その手間を考えることもなく、ドラマチェイスは無断制作され、清水潔さんやご遺族たちの想いを踏みにじりました。
そして何より大切なことは遺族への配慮です。現実に起こった事件の「殺害の瞬間」描写など「ドラマ化」してはならないと考えています。これは日テレの足利報道や、桶川報道でも実践してきました。だからこそ遺族のお許しを頂けるのです。これは私の個人的な感情ですがネット映画はあまりに残酷でした。 https://t.co/hjF7lL1cxT
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) January 1, 2018
チェイスでは、殺人の描写などがあったことから、またまた清水潔さんやご遺族の想いを踏みにじることに。
続 「殺人犯はそこにいる」に書かれているのは「取材成果の一部」です。
その水面下を知らず、フィクション化すればリスクは増大します。例えば真犯人像。この男の描写ひとつで何が起こるか想像がつきません。
これまであったフィクション化の話は、その理由を説明してお断りしてきたのです。 https://t.co/eSBGuocR8E— 清水 潔 (@NOSUKE0607) January 4, 2018
細心の注意を払って作品化には取り組んできた清水潔さんですが、チェイスではそんなことお構いなしに作品化されてしまいました。
チェイスはいくらフィクションだといっても、原作がどうみても「殺人犯はそこにいる」なので、どうやっても言い逃れできませんよね。
清水潔さんは著作権を侵害されたことよりも、事件に対する配慮のなさや、遺族の想いを踏みにじった映像化に怒りを感じているようです。
それは当たり前の反応ですよね。
もうこのパクリ疑惑がでてからは1年経ちますが、今現在どのような話になっているのでしょうか?
チェイスは最後の1話を残して配信停止となり、結末がわからないまま終了しています。
全話配信停止しないところを見ると、話し合いで解決したのでしょうか?
ちゃんと最後の1話まで配信されていますし、その間にもちゃんと話は進んでいて、最終話だけ配信しないという契約なのかもしれませんね。
本当のところはわかりませんが。
福田靖のパクリ疑惑まとめ
現在も、問題となったチェイスはアマゾンプライム独占で見ることができます。
全国が震えた問題作!とかいうキャッチコピーではなくガチの問題作を見たいかたはアマゾンプライムに登録してみるのもいいかもしれません。
それでは!
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